一貫性は、能力よりも難しいものです。 初品を良くつくることは、たいていの工場にできます。案件が続くかどうかを決めるのは、二百ロット目が一ロット目と同じ見た目・同じ寸法かどうかです。それは職人技の問題ではなく、仕組みの問題です。
人の目や感覚に依存する結果は、必ずばらつきます。ですから当社はその判断を設備側に移しています。粉体吐出量と電圧のコンピュータ制御、ワークの実温度を読む焼付炉、そして色を言葉で表現するのではなく数値で測定する分光色差計です。
工場間の受け渡しは、輸送と待ち時間、そして責任を押し付け合う相手を一つずつ増やします。プレス・塗装・組立を同一拠点に置けば、その三つがなくなります。工程間の技術的なフィードバックも、数週間ではなく数時間で回ります。
生産は ERP で計画・記録し、各ロットにロット番号と検査データを紐づけています。顧客監査で特定の日付に何があったかを問われたとき、答えられるのは記憶ではなく記録です。
お客様が心配しなくてよくなる取引先でありたいと考えています。約束した日に、合意した仕様で、書類も揃った状態で部品が届く。それが目標です。